← ブログ一覧アタリスタ ブログ
2026年8月24日

ハッシュタグキャンペーンのやり方|7ステップで解説

ハッシュタグキャンペーンとは、企業が指定した特定のハッシュタグを付けてXに投稿してもらうことを応募条件とする参加型企画のことです。フォロー&リポストキャンペーンが「拡散のしやすさ」を重視するのに対し、ハッシュタグキャンペーンは参加者自身にオリジナルの投稿を作ってもらう点が最大の違いで、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の獲得やファンとの接点強化に向いています。

この記事では、ハッシュタグキャンペーンの具体的な進め方を手順ごとに解説したうえで、フォロー&リポスト型との違い、ハッシュタグ設計のコツ、応募収集の実務、抽選方法、X公式ガイドライン上の注意点、出典付きの成功例までを一通りまとめます。初めて企画する担当者がそのまま参考にできる内容です。

ハッシュタグキャンペーンとは

ハッシュタグキャンペーンとは、企業が指定したハッシュタグを付けて写真や感想などを投稿してもらい、その投稿者の中から抽選や審査で当選者を選ぶ、ユーザー参加型のプロモーション施策です。投稿がタイムラインや検索結果に残り続けるため、キャンペーン終了後もユーザーの投稿がブランドの資産として蓄積される点が特徴です。

SNSアカウントさえあれば始められ、印刷物や会場設営といった準備が不要なため、フォロー&リポストキャンペーンと並んで多くの企業が実施しやすい施策とされています。

フォロー&リポスト型との違い|UGC獲得か拡散か

ハッシュタグキャンペーンとフォロー&リポストキャンペーンは、どちらもX上の参加型企画ですが、狙う効果と参加者の負担が異なります。企画前に自社の目的がどちらに近いかを確認しておくと、設計で迷いにくくなります。

項目

ハッシュタグキャンペーン

フォロー&リポストキャンペーン

主な目的

UGC(口コミ投稿)の獲得、ファンとの接点強化

フォロワー獲得、投稿の拡散

参加者の負担

やや高い(投稿の作成が必要)

低い(フォローとリポストのみ)

参加のハードル

写真撮影やコメント作成が必要な分、参加率は下がりやすい

ワンタップで完結するため参加率は高くなりやすい

得られる資産

ユーザーが作成したオリジナル投稿が蓄積される

フォロワー数の増加が中心

向いている場面

商品の使用感を広めたい、ファンの熱量を可視化したい

短期間で認知やフォロワーを広げたい

実務では、この2つを組み合わせて「フォロー&リポストで応募母数を広げつつ、指定ハッシュタグを付けた投稿者には当選確率を上げる」といったハイブリッド設計もよく使われます。フォロー&リポストキャンペーンの基本的な進め方はフォロー&リポストキャンペーンのやり方で解説しています。

ハッシュタグキャンペーンのやり方|7ステップ

ここからは、企画から効果測定までの流れを7つのステップで解説します。

ステップ1:目的とターゲットを決める

まず「UGCを増やしたいのか」「特定商品の認知を広げたいのか」「ファンとの接点を強化したいのか」を明確にします。目的によって、後述するハッシュタグの設計や景品の選び方が変わります。

ステップ2:ハッシュタグを設計する

企画の核となるハッシュタグを決めます。設計のコツは後述の「ハッシュタグ設計の4つのコツ」でまとめています。

ステップ3:投稿条件と景品を設計する

「写真を1枚添付」「感想を100字以上添えて投稿」など、参加者に何を投稿してもらうかを具体的に決めます。条件を細かくしすぎると参加率が下がるため、参加のしやすさと投稿の質のバランスを見ながら設計します。景品は、ハッシュタグキャンペーンの目的(UGC獲得やファン化)に沿って、自社商品や体験に関連するものを選ぶと、投稿の熱量も上がりやすくなります。

ステップ4:応募規約を作成する

応募条件、応募期間、当選人数、当選連絡方法、投稿内容の著作権・二次利用の可否、個人情報の取り扱いなどを明記します。ハッシュタグキャンペーンでは、参加者が投稿した写真や文章を企業の広告・SNSで二次利用したい場合があるため、二次利用の可否と範囲を規約に明記しておくことが特に重要です。

ステップ5:告知・実施する

キャンペーン投稿には、ハッシュタグ、応募条件、応募期間、当選連絡方法をひと目で理解できるように盛り込みます。固定ツイートに設定する、プロフィール文にも告知を追記するなど、投稿以外の接点でも露出を増やすと参加率が上がります。

ステップ6:応募を収集し、抽選を行う

指定ハッシュタグを付けた投稿を集計し、応募条件を満たしたものの中から当選者を選びます。収集・抽選の実務ポイントは、後述の「応募収集の実務」「抽選方法」で詳しく解説します。

ステップ7:効果測定を行う

実施後は、ハッシュタグ付き投稿数、エンゲージメント(いいね・リポスト・引用リポスト)、フォロワー増加数などをKPIと照らし合わせて振り返ります。投稿されたUGCは、キャンペーン終了後も自社の公式アカウントや広告クリエイティブに活用できる資産になるため、優れた投稿をリスト化しておくと次回以降の企画にも役立ちます。

ハッシュタグ設計の4つのコツ

ハッシュタグキャンペーンの成否は、ハッシュタグそのものの設計に大きく左右されます。次の4点を押さえておきましょう。

コツ

内容

短く覚えやすくする

入力の手間が参加のハードルになるため、できるだけ短い文字列にする

ブランド名や商品名を含める

検索・集計のしやすさと、投稿がブランドと結びつきやすくなる効果を両立できる

他のキャンペーンと重複しないか事前に検索する

既存の投稿に紛れて自社の応募が把握しにくくなるのを防ぐ

1投稿あたりのハッシュタグ数を絞る

指定ハッシュタグ以外を大量に付けるよう求めると、参加者の負担が増えるだけでなく規約上の問題にもなり得る(詳細は後述)

特に「他のキャンペーンと重複しないか」は見落とされがちですが、既に多くの投稿がある一般的な単語をハッシュタグにしてしまうと、自社宛ての応募なのか無関係な投稿なのかの判別が難しくなり、後段の応募収集・抽選の負荷が増える原因になります。

応募収集の実務|API規制後の現実

ハッシュタグキャンペーンを企画するうえで見落とされがちなのが、「指定ハッシュタグを付けた投稿を、どうやって漏れなく集計するか」という実務上の課題です。以前は外部ツールがハッシュタグ検索結果を自動収集する運用も見られましたが、現在はこの前提が変わっています。

X APIの無料枠は2024年12月末に終了し、現在は従量課金制(Pay-Per-Use)です。旧Basicプランは月額200ドル程度でしたが、現在は無償で試せる枠がなく、開発・検証段階から課金が発生します。ハッシュタグ検索結果を自動取得する仕組みを内製しようとすると、投稿数が増えるほど想定外のAPI利用料が発生しやすい構造になっている点に注意が必要です。

この結果、実務では次のいずれかの方法で応募を収集するのが現実的な選択肢になっています。

  • 担当者が公式アプリの検索機能でハッシュタグ検索を行い、目視で投稿を確認・リスト化する(応募数が少ない場合に限られる)
  • ハッシュタグ付き投稿を自動で検知・リスト化できるキャンペーン専用ツールを利用する

目視での確認は、投稿数が数十件程度であれば対応できますが、応募が数百件を超えると、検索結果の取りこぼしや二重カウントが発生しやすくなります。投稿数の見込みが立った段階で、ツール活用への切り替えを検討するのが実務的な進め方です。

抽選方法

応募(ハッシュタグ付き投稿)が集まったら、当選者を決めます。ハッシュタグキャンペーンの抽選方法は、大きく分けて「応募条件を満たした全員から機械的に抽選する方式」と「投稿内容を審査したうえで選ぶ方式」の2つがあります。

方式

特徴

向いている目的

ランダム抽選

条件を満たした投稿から機械的に抽選。公平性を説明しやすい

参加のしやすさ・フォロワー獲得を重視する場合

審査型(投稿内容を評価)

写真のクオリティやコメント内容を審査員が評価して選定

UGCの質を重視し、優れた投稿を広告等に活用したい場合

審査型は運営側の主観が入るため、選定基準(写真の構図、コメントのテーマ性など)を事前に応募規約で明示しておかないと、恣意的な選定を疑われるリスクがあります。抽選の公平性を担保する考え方や、応募規模が大きくなった場合の自動抽選の仕組みについてはリポストキャンペーンの抽選方法でも詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

X公式ガイドライン上の注意点

ハッシュタグキャンペーンを実施する際は、X公式の「キャンペーンの実施についてのガイドライン」を確認しておく必要があります。特に注意したいのが、ハッシュタグの使い方に関する規定です。ガイドラインでは、関連するハッシュタグをポストに含めてもらう方法自体は認められている一方、「ハッシュタグは投稿する内容に関連していなければならない」とされており、キャンペーンと無関係なハッシュタグを大量に付けるよう参加者に強要することは推奨されていません。

具体的には、次のような設計は避けるべきNG例にあたります。

  • キャンペーンと無関係な複数のハッシュタグを応募条件として付けさせる
  • 「まったく同じ投稿を繰り返すこと」を応募条件や当選確率アップの条件にする
  • 主催者の@ユーザー名を含めない設計にし、通知タイムラインで応募を網羅的に確認できないようにする

ガイドライン違反は、投稿が検索結果から除外されたり、最悪の場合アカウントの凍結リスクにつながったりします。ガイドラインの条文単位での確認事項や、応募規約に明記すべき項目についてはXキャンペーン規約の禁止事項で詳しく整理しているので、実施前に必ず確認してください。なお、Xのガイドライン・利用規約は変更される可能性があるため、実施の都度、公式情報の最新版を確認することをおすすめします。

成功例

ハッシュタグキャンペーンの活用例として、菓子ブランド「クルミッ子」を展開する株式会社鎌倉紅谷は、「#クルミッ子の日2024」などのハッシュタグを軸にした企画を継続的に実施し、ユーザーが自発的に投稿する仕組みを作っています。X・Instagramでの発信とハッシュタグ企画を組み合わせることで、ファンとの接点を広げるPR活動として紹介されています(PR TIMES MAGAZINE「クルミッ子」の広報PR)。

また、自社で実施した検証キャンペーンでは、フォロー&リポストを軸にした応募方式で参加14,374件・フォロワー+10,390人・CPF(フォロワー獲得単価)約56円を実測しています。ハッシュタグ投稿型と組み合わせることで、フォロワー獲得とUGC獲得の両方を狙う設計も検討の余地があります。業種別の企画事例はXキャンペーンの事例でも紹介しています。

よくある質問

Q. ハッシュタグキャンペーンとフォロー&リポストキャンペーンはどちらが効果的ですか?

A. 目的によります。短期間でフォロワーや認知を広げたい場合はフォロー&リポスト型、ユーザーの投稿(UGC)を蓄積してファンとの接点を強化したい場合はハッシュタグ型が向いています。両方を組み合わせるハイブリッド設計も実務ではよく使われます。

Q. ハッシュタグはいくつまで指定してよいですか?

A. X公式ガイドラインには明確な個数の上限は定められていません。ただし、キャンペーンと無関係なハッシュタグを付けるよう参加者に強要する行為は推奨されておらず、指定するハッシュタグは1〜2個程度に絞り、内容に関連するものにするのが安全です。

Q. ハッシュタグ付き投稿が多すぎて手動で集計できません。どうすればいいですか?

A. X APIの無料枠が終了しているため、自動収集の仕組みを内製するとAPI利用料が発生します。応募数が数百件規模になる見込みがある場合は、ハッシュタグ付き投稿を自動で検知・リスト化できるキャンペーン専用ツールの利用が現実的です。

Q. 参加者の投稿を自社の広告で使ってもよいですか?

A. 応募規約に投稿内容の二次利用について明記し、参加者の同意を得たうえで利用範囲を定めておく必要があります。規約に記載がないまま無断で使用すると、著作権上のトラブルにつながる可能性があります。

Q. 審査型とランダム抽選、どちらを選べばよいですか?

A. 投稿の質やクリエイティブとしての活用を重視するなら審査型、公平性の説明のしやすさや参加率を重視するならランダム抽選が向いています。審査型を採用する場合は、選定基準を事前に応募規約で明示しておくことが欠かせません。

ハッシュタグキャンペーンの応募収集・抽選を仕組み化するなら

ハッシュタグキャンペーンは、参加者にオリジナルの投稿を作ってもらえる分、フォロー&リポストキャンペーンよりも応募の集計や公平な抽選の設計に手間がかかりやすい施策です。応募収集から抽選までを仕組み化できれば、担当者は企画やハッシュタグ設計、投稿内容のチェックといった本来注力すべき業務に集中できます。

アタリスタは、X(Twitter)のフォロー&リポストキャンペーンを自動化できるインスタントウィン抽選ツールです。応募収集から公平な自動抽選、シリアルコード発行までを自動化し、当選結果の確認をアプリや店頭に設定できるため、フォロワー獲得で終わらせずアプリダウンロードや来店につなげられます。ハッシュタグ投稿型と組み合わせた設計についてもご相談いただけます。

  • 1回¥29,800からのスポットプランで小さく試せる
  • 設定作業は運用代行込み。担当者の手間はほぼゼロ
  • 自社で実施した検証キャンペーンでは参加14,374件・フォロワー+10,390人・CPF約56円を実測

→ アタリスタの詳細・料金を見る

← ブログ一覧に戻る