フォロー&リポストキャンペーンのやり方|9ステップで完全ガイド

フォロー&リポストキャンペーンとは、X(旧Twitter)上で「アカウントのフォロー」と「指定投稿のリポスト」を応募条件とした懸賞企画のことです。参加者は2アクションだけで応募が完了するため参加ハードルが低く、短期間でフォロワーを増やせる施策として、多くの企業が広告出稿と並行して実施しています。
とはいえ、実際にやろうとすると「景品はどう決める?」「応募規約は何を書けばいい?」「抽選はどう公平に行う?」など、決めることは意外と多いものです。この記事では、企画立案から景品設計、投稿文の作成、応募規約の整備、実施、抽選、当選連絡、効果測定まで、実務担当者がそのまま使える流れを順を追って解説します。あわせて、応募が増えたときに手動運用が抱えやすい限界と、その解決策も紹介します。
フォロー&リポストキャンペーンとは
フォロー&リポストキャンペーンとは、X上で企業アカウントのフォローと特定投稿のリポストを条件に、抽選でプレゼントが当たる企画の総称です。「フォロー&リツイートキャンペーン」とも呼ばれます。参加者から見るとワンタップで応募できる手軽さがあり、企業から見るとリポストによって参加者のフォロワーのタイムラインにも投稿が表示されるため、二次拡散・三次拡散による認知拡大が期待できます。
近年は、応募してもその場では当落がわからず、抽選結果をアプリ内や店頭で確認する「インスタントウィン形式」を組み合わせるケースも増えています。フォロワー獲得だけで終わらせず、アプリダウンロードや来店といった次の行動につなげやすくなるためです。インスタントウィンの仕組み自体について詳しく知りたい方はインスタントウィンとはの解説記事もあわせてご覧ください。
実施前に決めておく3つのこと
投稿文を作り始める前に、次の3点を決めておくと後工程で迷いません。
決めること | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
目的 | フォロワー獲得、認知拡大、アプリDL促進、来店促進など | 目的によって景品や当選確認の設計が変わる |
KPI | 目標フォロワー数、目標応募数、フォロワー獲得単価(CPF)など | 効果測定の基準になる数値を事前に決めておく |
ターゲット | 既存顧客層か、新規層か | 景品の選び方・告知文のトーンに直結する |
特にKPIは、実施後に「成功したのか失敗したのか」を判断する基準になります。フォロワー獲得単価(CPF:獲得フォロワー1人あたりの費用)を目安にする企業が多く見られます。
実施までのスケジュール目安
初めて実施する場合、企画から効果測定まで通しでどのくらいの期間が必要かイメージしておくと、社内調整がしやすくなります。目安は次のとおりです。
工程 | 期間の目安 | 担当 |
|---|---|---|
目的・KPI設定、景品設計 | 3〜5営業日 | マーケ担当・上長 |
応募規約作成、投稿文・クリエイティブ制作 | 3〜5営業日 | マーケ担当・デザイン担当 |
応募期間 | 1〜2週間 | - |
応募収集・抽選・当選連絡 | 応募終了後3〜5営業日 | マーケ担当(またはツール・代行会社) |
効果測定・振り返り | 1〜2営業日 | マーケ担当 |
初回実施では企画・準備に2週間前後を見込んでおくと余裕を持って進められます。2回目以降はテンプレートが揃うため、企画から告知まで1週間程度に短縮できるケースが多いです。
フォロー&リポストキャンペーンのやり方|9ステップ
ここからは、企画から効果測定までの流れを9つのステップで解説します。
ステップ1:目的とKPIを設定する
前述のとおり、まず「何のために実施するのか」と「何をもって成功とするか」を言語化します。目的が曖昧なまま進めると、景品や当選確認の設計で判断がぶれるため、最初に必ず決めておきましょう。
ステップ2:景品を設計する
景品設計では、単価と当選人数のバランスが最大の論点になります。単価を上げれば参加率は上がりやすい一方、当選人数を絞らないと景品費用が膨らみます。逆に単価を下げて当選人数を増やせば、フォロワー獲得の母数を広げやすくなります。
景品の種類 | 特徴 | 向いている目的 |
|---|---|---|
デジタルギフト券 | 発送コストがかからず当選人数を増やしやすい | フォロワー数の最大化 |
自社商品・自社クーポン | アプリ内利用や来店など次の行動を誘発しやすい | アプリDL促進・来店促進 |
高額家電・体験ギフトなど | 当選人数は絞りつつ拡散力・話題性を高められる | 認知拡大・話題化 |
また、フォロー&リポストキャンペーンは、商品購入を条件としない「オープン懸賞」に分類されるのが一般的です。オープン懸賞かどうかで景品額の上限規制が変わるため、景品を決める前に自社の企画がどちらに該当するかを確認しておく必要があります。景品表示法上の考え方は法令や消費者庁の資料を根拠に判断することが重要で、不確かな断定は避けましょう。
景品費用を抑えたい場合は、当選人数を増やして1人あたりの単価を下げる設計と、当選人数を絞って単価を上げる設計のどちらが自社の目的に合うかを先に決めておくと、後工程での手戻りを防げます。
ステップ3:応募規約を作成する
応募規約には、応募条件、応募期間、当選人数、当選連絡方法、景品の発送・提供方法、個人情報の取り扱い、参加者の免責事項などを明記します。規約が曖昧だと、当選者とのトラブルや、参加者からの問い合わせ対応に追われる原因になります。ゼロから作成するのは手間がかかるため、ひな形を活用すると効率的です。項目ごとの書き方はXキャンペーン応募規約のひな形で詳しく解説しています。
ステップ4:投稿文とクリエイティブを作成する
投稿文には、景品内容、応募条件(フォロー&リポスト)、応募期間、当選連絡方法をひと目で理解できるように盛り込みます。文章だけで伝えるより、画像やカルーセルに情報を整理して載せたほうが視認性が上がり、参加率も高まりやすくなります。具体的な例文は後述の「投稿文の例文3パターン」で紹介します。
ステップ5:投稿・告知する
投稿は、フォロワーのアクティブ時間帯(一般的には平日の昼休みや夜間が多いとされます)に合わせて公開します。固定ツイートに設定する、プロフィール文にも告知を追記するなど、投稿以外の接点でも露出を増やすと参加率が上がります。
ステップ6:応募を収集する
応募期間中は、フォロー状況とリポストの有無を確認しながら応募者を集計します。ここが手動運用でもっとも負荷が高い工程です。詳しくは後述の「手動運用の限界」で解説します。
ステップ7:抽選を行う
応募者リストが確定したら、当選者を抽選します。手動で行う場合はExcelの乱数関数などを使う方法が一般的ですが、応募者数が数百〜数千件を超えると、公平性の担保や作業ミスの防止が難しくなります。抽選方法の具体的な選択肢はリポストキャンペーンの抽選方法で比較しています。
ステップ8:当選者に連絡する
当選者にはX上のDM(ダイレクトメッセージ)で連絡するのが一般的です。ただし、DMを送るにはフォロー関係やDM受信設定の条件があり、連絡がつかない当選者が一定数発生することも想定しておく必要があります。連絡が取れない場合の代替対応(一定期間後の失権、繰り上げ当選など)もあらかじめ規約に定めておきましょう。
ステップ9:効果測定を行う
実施後は、フォロワー増加数、応募数、フォロワー獲得単価(CPF)などをKPIと照らし合わせて振り返ります。フォロワー獲得で終わらせず、その後のアプリダウンロード数や来店数まで追えると、キャンペーンの本当の費用対効果が見えてきます。
実施時にありがちな失敗と対策
フォロー&リポストキャンペーンは仕組み自体はシンプルですが、実施のたびに似たようなつまずきが起こりがちです。事前に押さえておきましょう。
ありがちな失敗 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
応募条件がわかりにくく参加率が伸びない | 投稿文に景品・条件・期間・当選連絡方法のいずれかが抜けている | 4要素を必ず盛り込み、画像でも視覚的に補足する |
フォロー解除ユーザーが当選してしまう | 応募時点のフォロー状況しか確認していない | 抽選直前にも改めてフォロー状況を確認する運用にする |
当選連絡が届かず失権対応でもめる | DM受信設定や返信期限を規約に明記していない | 応募規約に返信期限と失権時の繰り上げ当選ルールを明記する |
応募が集中してフォロー確認が追いつかない | 手動での目視確認に依存している | 応募数の見込みが立った段階でツール活用を検討する |
効果測定ができず次回に活かせない | KPIを事前に決めていない、または実施後の数値を記録していない | 実施前にKPIを決め、フォロワー増加数・応募数・CPFを必ず記録する |
投稿文の例文3パターン
実際の投稿文は、目的に応じて次のように書き分けられます。いずれも「景品」「応募条件」「応募期間」「当選連絡方法」の4点を必ず盛り込むことがポイントです。
【フォロワー獲得重視】
🎉フォロー&リポストキャンペーン🎉 抽選で20名様に3,000円分のデジタルギフトが当たる!
参加方法はかんたん2ステップ
①@〇〇公式をフォロー
②この投稿をリポスト
応募期間:◯月◯日〜◯月◯日 当選発表:当選者様にのみDMでご連絡します
#プレゼント企画 #フォロー&リポストキャンペーン
【アプリダウンロード促進】
📱応募はその場で完了! フォロー&リポストするとシリアルコードがすぐに発行され、アプリ内で抽選結果を確認できます✨
①@〇〇公式をフォロー
②この投稿をリポスト
③アプリをダウンロードして結果をチェック
応募期間:◯月◯日〜◯月◯日
#インスタントウィン #アプリDL
【来店促進】
🏪来店してもっとお得に! フォロー&リポストで応募すると、シリアルコードが発行されます。店頭でコードを見せると特典と交換!
①@〇〇公式をフォロー
②この投稿をリポスト
応募期間:◯月◯日〜◯月◯日
#来店キャンペーン #フォロー&リポスト
いずれの例文も、応募条件や応募期間を明記することで参加者の迷いを減らし、応募完了率を高めています。当選確認をアプリや店頭に設定するパターンは、フォロワー獲得の先にある成果地点まで設計できる点が特徴です。
手動運用の限界
フォロー&リポストキャンペーンは企画自体はシンプルですが、応募数が増えるほど手動運用には次の3つの壁が立ちはだかります。
1. 応募収集がAPI規制で難しくなっている
以前はフォロワー一覧やリポストしたユーザーの一覧を外部ツールが自動取得し、応募者リストを作ることが比較的容易でした。しかし現在はX APIの利用制限が強化されており、無料の範囲で大量のフォロワー・リポストデータを取得することが難しくなっています。結果として、応募者数が数百件を超えると、担当者が画面を目視でスクロールしながらフォロー状況とリポストの有無を1件ずつ確認する、という非現実的な作業になりがちです。
2. 抽選の公平性を証明しづらい
Excelの乱数関数や手作業での抽選は、担当者の恣意が入っていないことを参加者に証明する手段がありません。当選者から「本当に公平に選ばれたのか」と問い合わせが来た場合、社内の作業ログだけでは説得力のある説明が難しく、ブランドの信頼低下につながるリスクもあります。サーバーサイドで自動的に抽選を行う仕組みであれば、この懸念自体が発生しません。
3. DM送信には制限がある
当選連絡に使うDMには、フォロー関係や受信設定に関する制限があり、一斉送信ツールを使っても届かないケースが一定数発生します。当選者数が数十名を超えると、誰に送ったか・返信が来たかの管理も煩雑になり、連絡漏れや二重送信といったミスが起きやすくなります。
これら3つの壁は、応募数が数百件程度までであれば大きな問題になりにくいものです。しかし、キャンペーンが軌道に乗り応募数が数千件規模になると、手動運用のままでは担当者の工数がボトルネックになり、せっかく集まった応募者への対応が追いつかなくなります。この段階で多くの企業が、フォロー・リポストの判定から抽選、当選連絡までを自動化できるツールの活用を検討し始めます。
なお、X公式のキャンペーン実施ガイドラインでは、応募方法として認められる行為・禁止されている行為が定められています。規約違反はアカウント凍結のリスクにつながるため、企画段階で必ず確認しておきましょう。詳細はXキャンペーン規約の禁止事項で解説しています。
よくある質問
Q. フォロー&リポストキャンペーンとリツイートキャンペーンは同じものですか?
A. ほぼ同じ意味で使われます。フォロー&リポストキャンペーンは、フォローとリポスト(旧リツイート)の両方を応募条件とする形式を指すことが多く、リポストのみを条件とする形式と区別してこう呼ばれます。
Q. 応募期間はどのくらいに設定すればよいですか?
A. 1〜2週間程度に設定する企業が多く見られます。短すぎると認知が広がる前に終了してしまい、長すぎると話題性が薄れて参加率が下がりやすくなります。
Q. 当選者からDMの返信がない場合はどうすればよいですか?
A. 応募規約に「一定期間内に返信がない場合は失権とし、繰り上げ当選とする」旨をあらかじめ定めておくとトラブルを防げます。連絡手段や返信期限は事前に明記しておきましょう。
Q. 応募者が多いとき、抽選はどう進めればよいですか?
A. 応募者数が少なければ手動でも対応できますが、数百件を超えると目視でのフォロー確認や手作業の抽選は現実的ではなくなります。応募収集から抽選までを自動化できるツールを使うと、公平性を担保しながら工数を大きく減らせます。
Q. インスタントウィン形式にすると何が変わりますか?
A. 応募したその場では当落を伝えず、アプリ内や店頭で結果を確認する設計にすることで、フォロワー獲得だけで終わらせず、アプリダウンロードや来店という次の成果につなげやすくなります。
フォロー&リポストキャンペーンを自動化するなら
フォロー&リポストキャンペーンの流れを整えても、応募数が増えるにつれて応募収集・抽選・当選連絡の手作業が担当者の負担になっていきます。この工程を自動化しつつ、フォロワー獲得の先にある成果まで設計したい場合は、専用ツールの活用が近道です。
アタリスタは、X(Twitter)のフォロー&リポストキャンペーンを自動化できるインスタントウィン抽選ツールです。応募収集から公平な自動抽選、シリアルコード発行までを自動化し、当選結果の確認をアプリや店頭に設定できるため、フォロワー獲得で終わらせずアプリダウンロードや来店につなげられます。
- 1回¥29,800からのスポットプランで小さく試せる
- 設定作業は運用代行込み。担当者の手間はほぼゼロ
- 自社検証では参加14,374件・フォロワー+10,390を実測