UGCとは?意味・効果とXキャンペーンでの活用法

UGCとは、企業ではなく一般のユーザーが自発的に発信するコンテンツのことです。SNSへの投稿、商品レビュー、口コミサイトの評価などが該当し、「User Generated Content(ユーザー生成コンテンツ)」の略称です。たとえば、購入した商品の写真に感想を添えてXに投稿する行為はUGCの典型例です。この記事では、UGCが効く理由、Xキャンペーンを使ってUGCを生み出す設計、活用時に必ず押さえるべき権利許諾の注意点までを解説します。
UGCとは
UGCとは、企業ではなく一般のユーザーが自発的に制作・発信するコンテンツのことです。SNSの投稿や商品レビュー、口コミサイトへの書き込み、ブログ記事などが幅広く含まれます。企業が制作するコンテンツ(プレスリリースや広告クリエイティブなど)と対比される概念で、発信者が第三者であるユーザー自身である点が最大の特徴です。
近年UGCが注目されている背景には、企業発信の広告よりも、実際に商品を使った人の声のほうが信頼されやすいという生活者の意識変化があります。UGCを信頼すると回答した生活者は64.6%にのぼるという調査結果も報告されています(出典:EC Force「UGCとは?マーケティングで注目される理由と活用方法・事例を解説」)。
UGCが効く理由
UGCがマーケティングの成果に直結しやすいのには、主に3つの理由があります。
理由 | 内容 |
|---|---|
信頼性が高い | 企業広告は「宣伝」と受け取られやすい一方、UGCは第三者の実体験に基づく情報として受け止められやすい |
購入後のイメージが湧きやすい | 実際の使用シーンや感想が伝わることで、購入前の不安やミスマッチを減らせる |
コンバージョンに寄与しやすい | 視覚的なUGC(写真・動画)を閲覧したユーザーは、閲覧していないユーザーと比べてコンバージョン率が161%高いという報告もある |
この161%という数値は、EC Forceの記事内で紹介されているデータです(出典:EC Force「UGCとは?マーケティングで注目される理由と活用方法・事例を解説」)。UGCは単に「口コミが増える」という話にとどまらず、購買行動の後押しに直接効いてくる点が、企業がUGCの獲得に力を入れる理由です。
また、UGCは一度発生すると投稿がタイムラインや検索結果に残り続け、キャンペーン終了後もブランドの資産として蓄積される点も見逃せません。広告費をかけ続けなければ露出が止まる純広告と異なり、UGCは中長期的な認知形成にも寄与します。
UGCとインフルエンサーマーケティングの違い
UGCと混同されやすい概念に「インフルエンサーマーケティング」があります。両者は「企業以外の第三者が発信する」という点で似ていますが、性質が異なります。
項目 | UGC | インフルエンサーマーケティング |
|---|---|---|
発信者 | 一般ユーザー | フォロワー数の多いインフルエンサー |
発生の起点 | 自発的な投稿、またはキャンペーンでの参加 | 企業からの依頼・報酬に基づく投稿 |
信頼性の源泉 | 第三者の自然な実体験 | インフルエンサーへの共感・信頼 |
コスト構造 | 景品費や施策運用費が中心 | インフルエンサーへの報酬が発生 |
両者を組み合わせ、インフルエンサーの投稿をきっかけに一般ユーザーのUGCを誘発する設計もよく使われます。
Xキャンペーンで UGC を生む設計
UGCは自然発生を待つだけでなく、Xキャンペーンの設計によって意図的に生み出すことができます。代表的な設計は「ハッシュタグキャンペーン」と「フォトコンテスト」の2つです。
ハッシュタグキャンペーンでUGCを促す
企業が指定したハッシュタグを付けて投稿してもらう形式です。参加者に写真や感想を添えて投稿してもらうため、フォロー&リポストキャンペーンと比べて参加のハードルはやや高くなりますが、その分オリジナルの投稿(UGC)がブランドの資産として蓄積されやすくなります。ハッシュタグの設計方法や応募収集の実務、抽選方法、X公式ガイドライン上の注意点についてはハッシュタグキャンペーンのやり方で詳しく解説しています。
フォトコンテストでUGCを促す
指定のテーマに沿った写真を投稿してもらい、審査や抽選で当選者を選ぶ形式です。ハッシュタグキャンペーンよりも投稿の質(構図やテーマ性)を重視する場合に向いており、優れた投稿を自社の広告クリエイティブに二次利用しやすいのも特徴です。具体的な進め方はフォトコンテストのやり方で解説しています。
フォロー&リポストキャンペーンとの組み合わせ
フォロー&リポストキャンペーンは参加のハードルが低く応募母数を広げやすい一方、単体ではUGCは生まれにくい施策です。フォロー&リポストキャンペーンの基本形はフォロー&リポストキャンペーンのやり方で解説していますが、これに「指定ハッシュタグを付けて投稿した人は当選確率アップ」といった条件を組み合わせることで、応募母数の広さとUGCの獲得を両立させる設計が実務ではよく使われます。
UGCを生む施策設計のポイント
UGCを狙って発生させるには、参加のハードルとインセンティブのバランス設計が重要です。
- 投稿条件を具体的にしすぎない:「商品と一緒に自由に撮影」程度の余白を残すと、参加者が自分らしい投稿を作りやすくなります
- 景品を投稿の熱量に結びつける:商品や体験に関連する景品にすると、投稿内容にも熱量が乗りやすくなります
- 投稿しやすいテーマを用意する:「週末の使い方」「お気に入りポイント」など、答えやすい切り口を提示するとハードルが下がります
- 当選結果はその場で開示しない設計にする:応募がその場で完結しシリアルコードが即時発行される設計にすると、当選確認のためにアプリ起動や来店といった次の行動を促しやすくなります
UGC活用時の権利許諾の注意点
UGCを企業サイトや広告に二次利用する際は、著作権の扱いに注意が必要です。SNSに投稿された写真や文章の著作権は、原則として投稿者本人に帰属します。企業が広告やLPに転載する場合は、事前に投稿者の許諾を得ることが必須です(出典:ADMA「SNS投稿を広告に流用してはいけない?UGC(ユーザー生成コンテンツ)と著作権問題」)。
許諾の取得方法は大きく2通りあります。
方法 | 内容 | 向いているケース |
|---|---|---|
個別許諾型 | 投稿ごとにダイレクトメッセージなどで投稿者に連絡し、個別に使用許可を得る | 使用する投稿数が少ない、または特に反響の大きかった投稿を厳選して使いたい場合 |
事前包括許諾型 | 応募規約やキャンペーン告知の時点で「指定ハッシュタグを付けて投稿された内容は、公式アカウントや広告での紹介に使用させていただく場合があります」と明記しておく | キャンペーンとして多数のUGCをまとめて活用したい場合 |
事前包括許諾型を採用する場合は、キャンペーンの応募規約に二次利用の範囲(掲載媒体・利用期間・改変の可否など)を明記しておくことが重要です。規約に記載がないまま無断で使用すると、著作権侵害として投稿者とのトラブルに発展する可能性があります。応募規約に盛り込むべき項目のひな形はXキャンペーン応募規約のひな形で確認できます。
なお、UGCを投稿しているユーザーはもともと商品やブランドへの好意度が高いケースが多く、企業からの二次利用の依頼を前向きに受け止めてもらいやすい傾向があります。丁寧に依頼すること自体が、ユーザーとの関係を深めるきっかけにもなります。
よくある質問
Q. UGCとはどういう意味ですか?
UGCとは「User Generated Content」の略で、企業ではなく一般のユーザーが自発的に制作・発信するコンテンツを指します。SNSの投稿、商品レビュー、口コミなどが該当します。
Q. UGCとインフルエンサーマーケティングは何が違いますか?
UGCは一般ユーザーが自発的に発信するコンテンツで、インフルエンサーマーケティングは企業からの依頼・報酬に基づいてインフルエンサーが発信する点が異なります。信頼性の源泉も、UGCは第三者の自然な実体験、インフルエンサーマーケティングは発信者への共感・信頼という違いがあります。
Q. XキャンペーンでUGCを生み出すにはどうすればいいですか?
ハッシュタグキャンペーンやフォトコンテストのように、参加者に写真や感想を添えて投稿してもらう形式が有効です。フォロー&リポストキャンペーンにハッシュタグ投稿の条件を組み合わせるハイブリッド設計もよく使われます。
Q. UGCを広告に使う場合、投稿者の許可は必要ですか?
必要です。SNS投稿の著作権は投稿者に帰属するため、企業が広告やLPに転載する場合は事前に許諾を得なければなりません。個別に連絡して許可を得る方法と、応募規約に二次利用の範囲を明記しておく事前包括許諾型の2通りがあります。
Q. UGCを増やすために景品はどう選べばいいですか?
投稿内容の熱量を上げたい場合は、キャンペーンの対象商品や体験に関連する景品を選ぶのが効果的です。景品選びの考え方は関連記事でも解説しています。
UGCが生まれるXキャンペーンを仕組み化するなら
UGCは自然発生を待つだけでなく、参加型キャンペーンの設計によって狙って生み出すことができます。ただし、応募収集や公平な抽選、当選連絡までを手作業で回そうとすると、担当者の負担が大きくなりがちです。
アタリスタは、X(Twitter)のフォロー&リポストキャンペーンを自動化できるインスタントウィン抽選ツールです。応募収集から公平な自動抽選、シリアルコード発行までを自動化し、当選結果の確認をアプリや店頭に設定できるため、フォロワー獲得で終わらせずアプリダウンロードや来店につなげられます。ハッシュタグ投稿やフォトコンテスト形式と組み合わせたUGC獲得設計についてもご相談いただけます。
- 1回¥29,800からのスポットプランで小さく試せる
- 設定作業は運用代行込み。担当者の手間はほぼゼロ
- 自社で実施した検証キャンペーンでは参加14,374件・フォロワー+10,390人を実測