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2026年8月28日

TikTokキャンペーンの型と企業の始め方|Xとの使い分け

TikTokキャンペーンとは、TikTok上でハッシュタグ投稿やコメントなどのアクションを応募条件に設定し、動画の拡散力を活かして認知拡大やUGC(ユーザー生成コンテンツ)の獲得を狙うマーケティング施策のことです。X(Twitter)キャンペーンとはユーザー層や拡散の仕組みが異なるため、同じ企画をそのまま流用すると成果が出にくいことがあります。この記事では、TikTokキャンペーンの主な型(ハッシュタグチャレンジ・コメント抽選)、年齢層の傾向とXとの使い分け、実施時の注意点、一次ソースで確認できる事例までを解説します。

TikTokキャンペーンの主な型

TikTokキャンペーンは、大きく分けて「ハッシュタグチャレンジ型」と「コメント抽選型」の2つに整理できます。

ハッシュタグチャレンジ型

企業が指定したハッシュタグを付けて、参加者に動画を投稿してもらう形式です。専用の音源やエフェクトを用意し、それを使って踊る・演じる・作るといった動画を投稿してもらうことで、TikTok上でUGCが連鎖的に広がっていく効果を狙います。TikTok for Businessが提供する公式の広告メニューとして実施する方法と、公式広告枠を使わずオーガニックに(自然発生的に)ハッシュタグを広める低予算の方法の両方があり、予算規模に応じて選べます。

コメント抽選型

投稿した動画に対して、指定のコメント(合言葉やハッシュタグを含むコメントなど)を残してもらい、その中から抽選で景品を提供する形式です。ハッシュタグチャレンジほど参加のハードルが高くないため、フォロワーとの日常的なエンゲージメントを高めたい場合や、比較的小規模な予算で実施したい場合に向いています。

フォロー&リポストを軸にしたX(Twitter)キャンペーンの基本的な進め方はフォロー&リポストキャンペーンのやり方で解説しています。TikTokには「リポスト」に相当する拡散機能がなく、動画そのものがレコメンド(おすすめ)に乗ることで拡散する仕組みのため、企画の起点が「投稿してもらうこと」に置かれる点がXとの大きな違いです。

年齢層とXとの使い分け

総務省の情報通信白書によると、TikTokは10代・20代を中心に利用率が高く、2024年時点で10代の利用率は6割を超える水準に達しています。一方でTikTok利用者の年齢層は年々広がっており、30代・40代の利用率も伸びている調査結果が民間調査でも報告されています(出典: 総務省 令和7年版情報通信白書)。

比較項目

TikTok

X(Twitter)

中心的な年齢層

10代・20代が特に厚く、30〜40代にも拡大傾向

幅広い年齢層。10〜40代のビジネス・情報収集層にも強い

コンテンツの性質

短尺動画。エンタメ性・音源やエフェクトとの相性が重要

テキスト・画像・動画。速報性とリアルタイムの話題性が強み

拡散の起点

レコメンド機能による非フォロワーへの表示

リポストによるフォロワーのタイムライン経由の拡散

向いている企画

ダンス・チャレンジ企画、商品の使用シーンを動画で見せる企画

速報性のある告知、フォロー&リポストによる短期間の認知拡大

10代・20代の新規層へのリーチや動画による商品訴求を重視するならTikTok、既存フォロワーとの関係構築や速報性のある告知を重視するならXが向いています。両方のターゲット層にリーチしたい場合は、同時期に企画を展開する選択肢もあります。複数SNSを組み合わせる際の設計ポイントは複数SNSキャンペーンの同時開催で解説しています。

実施時の注意点

  • 音源・エフェクトの著作権:オリジナル音源を使用する場合、TikTok上での利用許諾の範囲を事前に確認する
  • 景品表示法:購入や来店を条件としないオープン懸賞であれば景品額の上限規制の対象外ですが、購入等を条件とするクローズド懸賞では上限があります。これは法的助言ではなく一般的な情報提供のため、実施前に消費者庁の公表情報を確認してください
  • 未成年者への配慮:10代の参加者が多いプラットフォームである特性上、景品の内容や表現が未成年者への配慮を欠いていないか確認する
  • 投稿内容の二次利用:参加者が投稿した動画を広告や公式アカウントで紹介したい場合、二次利用の可否と範囲を応募規約に明記する
  • 予算感の確認:TikTok for Businessの公式ハッシュタグチャレンジ広告メニューは相応の予算規模が必要になる場合が多く、まずは低予算のコメント抽選型やオーガニックなハッシュタグ企画から試す選択肢もある

実施までの手順

TikTokキャンペーンを実施する基本的な流れは、次の7ステップです。

  1. 目的設定:新規層への認知拡大・UGC獲得・商品訴求など、達成したいゴールを明確にする
  2. 型の選定:ハッシュタグチャレンジ型かコメント抽選型か、予算とリソースに応じて選ぶ
  3. 音源・エフェクトの準備:ハッシュタグチャレンジ型の場合、専用音源や振り付け、エフェクトを制作または選定する
  4. 景品選定・応募規約の作成:自社商品・サービスに関連した景品を用意し、応募資格・実施期間・二次利用の可否を明記する
  5. 投稿・告知:公式アカウントから告知動画を投稿し、他SNSでも合わせて告知する
  6. モニタリング:ハッシュタグの投稿件数やコメント数を確認し、必要に応じて追加告知や社員・インフルエンサーによる参加動画で呼び水を作る
  7. 効果測定:動画の再生数、ハッシュタグ投稿数、フォロワー増加数、エンゲージメント率を振り返る

特に6の「呼び水」は重要です。ハッシュタグチャレンジは、投稿が一定数集まり始めるまでの立ち上がりが遅いと、その後の広がりも鈍くなりがちです。企画開始直後に自社アカウントや関係者による参加動画を複数投稿し、レコメンドに乗りやすい状態を作っておくと、その後のUGC投稿が増えやすくなります。

TikTok広告メニューの種類

TikTok for Businessが提供する公式広告メニューには、予算規模や目的に応じていくつかの種類があります。企画段階で自社の予算に合うメニューを把握しておくと選定がスムーズです。

メニュー

概要

ベーシックハッシュタグチャレンジ

公式のおすすめタブへの掲載期間を絞るなど、標準のハッシュタグチャレンジより低コストで実施できるメニュー

スタンダードハッシュタグチャレンジ

おすすめタブのバナー掲載や検索結果への表示など、標準的な露出枠がセットになったメニュー

ハッシュタグチャレンジプラス

チャレンジページ内から直接ECサイトや商品ページに遷移できる、購買導線を強化したメニュー

バトルハッシュタグチャレンジ

2つのハッシュタグを対決形式で見せ、投稿数を競わせることで参加意欲を高めるメニュー

これらの公式メニューは相応の予算が必要になる場合が多いため、まずは公式広告枠を使わないオーガニックなハッシュタグ企画やコメント抽選型で反応を確かめてから、手応えに応じて公式メニューの活用を検討する進め方も実務ではよく採られています。

TikTokキャンペーンの事例

味の素株式会社は、TikTok上で「#コンソメるダンス」のミュージックビデオを公開し、専用の楽曲・振り付けを用いたハッシュタグチャレンジ「#コンソメるチャレンジ」を実施しました。参加者が振り付けを真似た動画を投稿する企画で、Web CMへの起用の可能性も案内されていました(出典: 味の素株式会社のプレスリリース)。専用音源と振り付けを軸にしたハッシュタグチャレンジの典型例として参考になります。

あわせて、アタリスタが自社で実施した検証キャンペーンでは、X(Twitter)のフォロー&リポストキャンペーンで参加14,374件・フォロワー+10,390人を獲得し、フォロワー獲得単価(CPF)は約56円でした。TikTokのハッシュタグチャレンジのような動画起点の拡散施策と、Xのフォロー&リポストのような即時性の高い施策とでは、参加のしやすさと拡散の仕組みが異なるため、自社のリソースとターゲット層に合わせて使い分けたり組み合わせたりすることが重要です。

よくある質問

Q. TikTokキャンペーンは低予算でも実施できますか?

A. TikTok for Businessの公式ハッシュタグチャレンジ広告メニューは相応の予算が必要になる場合が多い一方、公式広告枠を使わずコメント抽選型やオーガニックなハッシュタグ投稿企画として実施すれば、比較的小規模な予算からでも始められます。

Q. TikTokとXのキャンペーン、どちらを優先すべきですか?

A. 10代・20代への新規リーチや動画による商品訴求を重視するならTikTok、既存フォロワーとの関係構築や速報性のある告知を重視するならXが向いています。ターゲット層とコンテンツ制作リソースに応じて選ぶか、両方を組み合わせるとよいでしょう。

Q. TikTokハッシュタグチャレンジで使う音源は自由に使ってよいですか?

A. オリジナルの楽曲や振り付けを企画で使用する場合は、著作権者からの利用許諾やTikTok上での利用範囲を事前に確認する必要があります。既存の人気楽曲を無断で企画に組み込むことは避けてください。

Q. TikTokキャンペーンの参加者投稿を自社の広告で使ってもよいですか?

A. 応募規約に二次利用の可否と範囲を明記し、参加者の同意を得たうえで利用する必要があります。記載がないまま無断で使用すると、著作権上のトラブルにつながる可能性があります。

Q. TikTokキャンペーンにも景品表示法は適用されますか?

A. 適用されます。購入や来店を条件としないオープン懸賞であれば景品額の上限規制の対象外ですが、条件を伴うクローズド懸賞では上限が定められています。これは一般的な情報提供であり法的助言ではないため、実施前に消費者庁の情報を確認してください。

TikTokで生まれた話題をアプリDL・来店につなげるなら

TikTokキャンペーンは動画の拡散力を活かした認知拡大に強い一方、その先のアプリダウンロードや来店といった成果地点までは、企画単体では届きにくいのが実情です。X(Twitter)キャンペーンと組み合わせ、応募後にシリアルコードを発行して当選結果の確認先をアプリや店頭に設定できれば、SNSでの話題化を具体的な行動につなげられます。

アタリスタは、X(Twitter)のフォロー&リポストキャンペーンを自動化できるインスタントウィン抽選ツールです。応募収集から公平な自動抽選、シリアルコード発行までを自動化し、当選結果の確認をアプリや店頭に設定できるため、フォロワー獲得で終わらせずアプリダウンロードや来店につなげられます。

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  • 自社で実施した検証キャンペーンでは参加14,374件・フォロワー+10,390人・CPF約56円を実測

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