CPF(フォロワー獲得単価)の計算方法と計算例

「フォロワーを増やす施策を比較したいが、何を基準に判断すればいいか分からない」——SNS担当者からよく聞く悩みです。答えはシンプルで、CPF(フォロワー獲得単価)を計算すれば施策同士を同じ土俵で比較できます。この記事では、CPFの定義と計算式を計算例つきで解説し、手法別の相場感、そして自社で実施した検証キャンペーンの実測CPF(約56円)を使って、実務でどう使うかをまとめます。手法別相場の詳しい内訳は「フォロワー獲得単価の相場」で扱っているため、この記事は計算方法と使い方に絞って解説します。
CPFとは
CPF(Cost Per Follow)とは、1人の新規フォロワーを獲得するためにかかった費用のことです。例えば、30万円の予算をかけた施策でフォロワーが5,000人増えた場合、CPFは60円になります。数値が低いほど、少ない予算で多くのフォロワーを獲得できたことを意味します。
CPFはSNS広告・インフルエンサー起用・キャンペーンなど、フォロワー獲得を目的とした施策の効率を横並びで比較するために使われます。ただし、CPFは「獲得の効率」しか表さない指標である点には注意が必要です。獲得したフォロワーが実際にアクティブか、自社に関心を持っているかは別の指標で確認する必要があります。この点は記事後半の「CPFを使う際の注意点」で解説します。
CPFの計算方法
CPFの計算は次の3ステップで行います。
手順 | 内容 |
|---|---|
1. 費用を集計する | 広告費・景品代・ツール利用料・外注費など、施策にかけた費用をすべて合算します |
2. フォロワー純増数を数える | 施策開始前と一定期間後のフォロワー数の差分(フォロー解除を差し引いた純増数)を出します |
3. 費用を純増数で割る | 費用 ÷ 純増数 でCPF(円/人)が求まります |
CPF(円)= 施策にかけた費用 ÷ 施策によるフォロワー純増数
計算例
費用30万円をかけたXキャンペーンで、フォロワーが5,000人増えた場合の計算は次のとおりです。
300,000円 ÷ 5,000人 = CPF 60円
この例では、フォロワー1人あたり60円で獲得できたことになります。同じ予算・同じ増加数であっても、費用に何を含めるかで数値は変わります。広告費だけで計算するのか、景品代や運用工数の外注費まで含めるのかを最初に決めておくと、施策間の比較がぶれません。
計算時に押さえておきたい3つのポイント
- 集計期間をそろえる:キャンペーン終了直後の増加数だけで計算すると、その後のフォロー解除分が反映されず、実際より低いCPFに見えてしまいます。1〜2週間後の純増数で再計算する運用がおすすめです。
- 費用の範囲を統一する:広告費のみで計算する場合と、景品代・ツール利用料・運用工数の外注費まで含める場合とでは数値が大きく変わります。社内で比較する際は範囲をそろえてください。
- 施策単位で計算する:複数の施策を同時期に実施している場合、フォロワー増加がどの施策由来かを切り分けにくくなります。施策ごとに開始・終了のタイミングをずらす、または専用の計測期間を設けると精度が上がります。
手法別のCPFの目安
CPFは施策の手法によって大きく変わります。目安は次のとおりです。
手法 | CPFの目安 |
|---|---|
インフルエンサー起用 | 1〜4円(フォロワー単価ベース) |
SNS広告(フォロー課金) | 40〜200円程度 |
Xキャンペーン(フォロー&リポスト等) | 数円〜100円台 |
手法ごとの詳しい相場の内訳・出典・注意点は「フォロワー獲得単価の相場」にまとめています。ここでは、実際に自社で計算した数値を1例として紹介します。
自社検証キャンペーンでの計算例:CPF約56円
私たちが自社で実施した検証キャンペーン(X上でのフォロー&リポストキャンペーン)では、参加14,374件・フォロワー純増+10,390という結果に対し、計算式に当てはめるとCPFは約56円でした。この数値は、SNS広告のフォロー課金相場(40〜200円程度)の下限に近い水準です。
実務で計算するときは、この例のように「参加数」と「フォロワー純増数」を分けて記録しておくと、CPF以外の指標(参加率など)も同じデータから計算できて便利です。効果測定の設計全体については「Xキャンペーンの効果測定KPI設計」で解説しています。
CPFを使う際の注意点
CPFは計算が簡単な分、数字だけを追いかけると判断を誤ることがあります。実務では次の2点もあわせて確認してください。
- フォロワーの質は別に確認する:CPFが低くても、獲得したフォロワーがキャンペーン後すぐにフォロー解除する、エンゲージメントがほとんど発生しないといった場合、実質的な効果は小さくなります。
- CPFを下げる設計と組み合わせる:参加条件をシンプルにする、景品をターゲット層に合わせる、応募がその場で完結する仕組みにするといった設計上の工夫でCPFは下がります。具体的な設計ポイントは「フォロワー獲得単価の相場」で紹介しています。
フォロワー獲得を事業成果につなげる設計の基本は「インスタントウィンとは」でも解説しています。参加率を高める要因は「Xキャンペーンの参加率を上げる方法」を参考にしてください。
よくある質問
Q. CPFの計算式を教えてください。
A. CPF(円)= 施策にかけた費用 ÷ 施策によるフォロワー純増数です。例えば費用30万円でフォロワーが5,000人増えた場合、CPFは60円になります。
Q. CPFを計算するタイミングはいつが正しいですか?
A. キャンペーン終了直後だけでなく、1〜2週間後の純増数(フォロー解除分を差し引いた数)で再計算することをおすすめします。直後の数値だけでは実態より低く出ることがあります。
Q. 費用にはどこまで含めればいいですか?
A. 決まったルールはありませんが、広告費だけでなく景品代・ツール利用料・運用工数の外注費まで含めると実態に近い数値になります。社内で複数施策を比較する場合は、含める費用の範囲を統一してください。
Q. CPFが低ければ良い施策と言えますか?
A. 一概には言えません。CPFが低くても、獲得したフォロワーがすぐにフォロー解除する、エンゲージメントが低いといったケースがあります。CPFと合わせてフォロワーの質も確認することが重要です。
Q. 自社の実測CPFはどのくらいでしたか?
A. 自社で実施した検証キャンペーンでは、参加14,374件・フォロワー純増+10,390に対しCPF約56円という結果でした。詳しい内訳や他手法との比較は「フォロワー獲得単価の相場」の記事で解説しています。
CPFを抑えながらフォロワーを獲得するなら
CPFの計算方法が分かったら、次は数値そのものを下げる施策設計が課題になります。応募のハードルを下げつつ、獲得したフォロワーを事業成果につなげる仕組みまで組み込むことが重要です。
アタリスタは、X(Twitter)のフォロー&リポストキャンペーンを自動化できるインスタントウィン抽選ツールです。応募収集から公平な自動抽選、シリアルコード発行までを自動化し、当選結果の確認をアプリや店頭に設定できるため、フォロワー獲得で終わらせずアプリダウンロードや来店につなげられます。
- 1回¥29,800からのスポットプランで小さく試せる
- 設定作業は運用代行込み。担当者の手間はほぼゼロ
- 自社検証では参加14,374件・フォロワー+10,390を実測